原一男(はらかずお)

映画監督

 1945山口県生まれ 東京総合写真専門学校中退、銀座ニコンサロンで「ばかにすんな」初個展開催(69年)、「さよならCP」「極私的エロス・恋歌1974」など」 「ゆきゆきて、神軍」では、日本映画監督協会新人賞、ベルリン映画祭カリガリ賞、パリ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリなどと、国際的にも高い評価を受ける。現在初の劇映画となる「またの日の、知華」制作中。

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佐々木美智子(ささきみちこ)

「新宿発 アマゾン行き」(文藝春秋社}執筆、写真家として学生紛争に触れ、紛争の終了、自身の生活の空虚よりアマゾン行きを決行、13年に及ぶ悪戦苦闘の物語。現在新宿でバーを経営。

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吉武輝子(よしたけてるこ)

作家

 1931年兵庫県生まれ、慶応大卒。女性問題を中心に評論・文筆活動を続けている。1977年参議院選挙に請われて立つが落選、63歳で俳句を始め、64歳で大学の教壇に立ち、69歳で女性合唱団に加わる。「女人 吉屋信子」などの女性伝記や、生と死、老いについての評論など、著書多数。

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大水雄高( )

ジャズバー店主

 1945年広島県生まれ、東京の大学時代から小劇団を組織、60〜70年代の同時代演劇を、作・演出・俳優として手掛ける。1975年下北沢にレディー・ジェーン」を開店、「下北沢音楽祭」プロデュースその後多くのイベント、コンサートなどノンジャンルで企画1985年西麻布に「ロマーニッシェス・カフェ」開店世界の最先端ミュージックパフォーマンスを展開。評論、執筆多数。

 

有森博(ありもりひろし)

ピアニスト

 1992東京芸術大学大学院 修了。1990第12回ショパンピアノ国際コンクールにて最優秀演奏賞受賞。
1992 年第5回シドニー国際ピアノコンクール第4位入賞。1994年第10回チャイコフ スキー国際コンクールピアノ部門入賞。
1995年小沢征爾指揮新日本フィル始め九香響、シティ・フィル、関西フィル、日本フィル等と共演。
2001年には小澤征爾指揮新日本フィル・定期にラフマニノフを演奏。超人的技巧を披露する。

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山野井泰史(やまのいやすし)

登山家

 37歳 中学3年で日本登攀クラブ入会。高所における高難度のクライミング実績、またソロクライミング技術は、国内外から世界屈指のクライマーと評価。岸壁やヒマラヤ高峰の先鋭的な登攀で世界的に知られる。登り方はアルパインスタイルと言う短期速攻。高所でも酸素を使わない。単独行が多いのは「同行者がいるときより自分の能力を正確に理解できるから」と語る。87年ヨセミテの難ルート、ラーキング・フィア単独第3登。88年カナダ・バフィン島トール西壁単独初登。90年南米パタゴニアのフィッツロイ南西岩崚を冬季単独登頂。94年ネパールのチョー・オユー(8201m)に南西壁新ルートから単独登頂。00年世界第2の高峰K2に南南東稜から単独登頂と輝かしい実績を残す。注目に値する登山を収録する米国山岳会年報の記録欄で常連。02年3月には英国山岳会のアルパインスタイル・シンポジウムに招かれ公演。02年秋ヒマラヤのギャチュンカン(7952m)に北壁から登頂。下山時、悪天候に見舞われ、途中で合流した妙子さんと言語を絶する苦闘の末、生還。02年度朝日スポーツ賞、02年度植村直樹賞受賞。

 

白石かずこ(しらいしかずこ)

詩人

 1931年カナダ・バンクーバー生まれ。早稲田大学文学部卒業。著書に『聖なる淫者の季節』(第21回賞受賞)『一艘のカヌー、未来へ戻る』(無限賞)『砂族』(歴程賞)『現われるものたちをして』(第27回高見順賞)など詩集・エッセイ集多数。その詩は英語、仏語など20数カ国語に訳されており、各国で詩の朗読、公演を行っている。

 

上田紀行(うえだのりゆき)

 文化人類学者、東京工業大学助教授(大学院社会理工学研究科、価値システム専攻)。昭和33年生まれ。東京大学大学院博士課程終了。愛媛大助教授をへて、96年「文理を融合し21世紀のネオ・リーダーを育成する。」との理念の下に東工大に新設された大学院の初代スタッフになる。
 86年から2年半スリランカで伝統医療「悪魔祓い」と農村活性化運動「サルホダヤ」のフィールドワークを行う。帰国後、人と地球の「癒し」をキーワードに、一人ひとりの活性化と地球大の改革を目指す新しいムーブメントを提唱。精神世界と社会運動の融合を予見した『覚醒のネットワーク』は90年代の指針を示す書として評判になる。「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」等の多数のテレビ出演で、若い世代を代表する論客として活躍するほか、各地で公演、ワークショップを多く行っており、ユーモア溢れる明快な語り口が好評を博している。
 主な著書、『覚醒のネットワーク』『スリランカの悪魔祓い−イメージと癒しのコスモロジー』『宗教クライシス』『日本型システムの終焉』など多数。

 

姜泰煥(カン・テーファン)

アルトサックス

 小学生の頃よりクラリネットを吹き始め、やがてアルトサックスを手にする。その才能は注目の的となり、20代にして韓国最年少のバンド・リーダーとなる。1978年金大煥(perc)らと韓国初のフリージャズグループを結成。山下洋輔、佐藤允彦、エヴァン・パーカー、ジョン・ゾーンと海外の共演者も数多く、その技法と精神の創造の結実はあらゆる範疇を超える。

 

姜垠一(カン・ウニル)

 若くして金徳洙主催のサムルノリ・コンクールの最優秀賞始め数々の賞を受賞し、いまや韓国のニ胡・ヘグムの第一人者である。海外公演で多忙な中、常に国家的行事の演奏家の役割を果たし、若い韓国國楽のリーダーとして芸大で教鞭を取っている。又、國楽のみならず、ロックからコンテンポラリー迄その範囲は広く、幾多のCDからそれらを聞くことができる。