長倉洋海氏  (フォトジャーナリスト)

1952年、北海道釧路生まれ。
京都での学生時代は探検部に在籍。手作りの筏による日本海漂流やアフガン遊牧民接触などの探検を行う。1980年通信社を辞しフリーの写真家となる。以降、世界の紛争地を精力的に取材する。特にアフガニスタン抵抗運動指導者マスードやエルサルバドルの難民キャンプの少女へスースを長いスパンで取材し続ける。戦争の表層よりも、そこに生きる人間そのものを捉えようとするカメラアイは写真集「マスード愛しの大地アフガン」やサルバドル 救世主の国」などに結実し、第12回土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞などを受賞。
2004年テレビ番組「課外事業・ようこそ先輩『世界に広がれ、笑顔の力』」がカナダ・バンフのテレビ祭で青少年・ファミリー部門の最優秀賞「ロッキー賞」を受賞。2006年にはフランス・ベルビニャンの国際フォトジャーナリズム祭に招かれ、写真集「マスード敗れざる魂」を開催、大きな反響を呼んだ。

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黒田征太郎氏 (イラストレーター)

1939年 大阪生まれ。
米軍軍用船乗務員など多くの職を経て、1969年、長友啓典と共にK2を設立。1992年、N.Y.にアトリエを構え、国内・海外で幅広いアーチスト活動を続ける。1994年、「野坂昭如/戦争童話集」映像化プロジェクト。2004年よりPIKADON PROJECT を展開中。

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宮田毬栄氏   (作家、編集者)

1936年、東京に生まれる。
1959年早稲田大学文学部仏文科卒業。同年、中央公論社に入社。
「週間コウロン」編集部、出版部を経て、文芸誌「海」編集長、出版部長、中公文庫副室長、「中央公論文芸特集」編集長、雑誌編集局局次長を務める。1997年に退社。現在はフリーで新聞、雑誌に文芸エッセイを寄稿。著書に「追憶の作家たち」(文集新書)など。

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高橋悠治氏(piano)

1938年東京生まれ 柴田南雄、小倉朗に作曲を学ぶ
1963-1966 ヨーロッパでヤニス・クセナキスに協力 
1968-1972 アメリカで現代音楽のピアニスト コンピュータ音楽の作曲
1976- 画家・富山妙子とスライドと音楽による物語作品の製作 
1978-85「水牛楽団」を組織してアジアの抵抗歌を演奏
1983- ピアノとコンピュータによる即興演奏  
1990- 日本の伝統楽器と声のために作曲
2006年 ニューヨークの現代芸術財団(FOCA)から助成金

著書:「高橋悠治/コレクション1970年代」(平凡社)「音の静寂静寂の音」(平凡社)「けろけろころろ」(富山妙子との共作CD付絵本)(福音館)

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姜泰煥(alt sax)

小学生の頃よりクラリネットを吹き始め、やがてアルトサックスを手にする。その才能は注目の的となり、20代にして韓国最年少のバンド・リーダーとなる。1978年金大煥(perc)らと韓国初のフリージャズグループを結成。
山下洋輔、佐藤允彦、エヴァン・パーカー、ジョン・ゾーンと海外の共演者も数多く、その技法と精神の創造の結実はあらゆる範疇を超える。


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